理学療法士学生は社会が苦手
最近4人の専門学校の理学療法士学生を受け入れています。
現在は2校からそれぞれ2名づつの評価実習の学生がきています。
理学療法士としての知識はそれぞれどっこいどっこいです。
皆それぞれ真面目に勉強しているようすです。
しかしながら社会常識についてしつもんすると全くわからない学生が多いです。
北方領土問題を知らないとか、憲法9条って何っていう話になりました。
そのため、学生同士を2つのグループにわけ、憲法9条の改正に賛成か、反対かのディベートをする時間をとったりしました。
大学ではこういう授業がされますが、専門学校の教育ではないです。
また、今の高校までの学校教育は何をやっているのか疑問でしかたないです。
このような状況では国家試験に受かったとしても、理学療法士はただの体育会系馬鹿というレッテルを張られるだけでしょう。
社会にでてからの日本人として当然持っていなければならない教養がないとは本当に悲しいです。
それ以前に、学校入試の時点で、この程度の常識を知らない学生しかとれない状況が危機的な状況だと思います。
現在はどれだけ学校の勉強をしていなくても、文字がかけたら理学療法士学校に入れるような様子みたいです。
今後は実習の際にまず、社会ニュースの課題をだしていき、ほかの職種になめられないような人間に育てることも理学療法士教育には必要だと思います。